27日の日経平均株価は反発しそうだ。
その後は、手掛かり材料難が続くなか、戻り待ちの売りが控えているとみられ、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万300円-2万600円。
米国と中国の貿易戦争への懸念がやや和らぎ、買い戻しが先行するだろう。外国為替市場で円の対ドル相場が1ドル=106円台に下落しているのも支えとなるだろう。
26日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前週末比269ドル高の2万5898ドルだった。トランプ米大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の記者会見で、中国との貿易協議を再開する方針を示したのを好感した。
上値追いの動きは限定的となる可能性がある。トランプ氏が会見の中で言及した中国との電話協議について中国外務省の報道官は「把握していない」と述べるなど、米中間の交渉進展を巡っては不透明感が根強く、投資家は持ち高を一方向に傾けにくい。
26日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比240円高の2万540円だった。
きょうは中国が1~7月の工業企業利益を発表するほかは、目立った経済指標の公表はない。
【好材料銘柄】
■西芝電機 <6591>
今期経常を38%上方修正。
■シノケングループ <8909>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.16%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月27日から9月30日まで。
■丸和運輸機関 <9090>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■神戸物産 <3038>
7月単独売上高は前年同月比15.8%増の244億円、営業利益は同41.9%増の14億円。
■アンジェス <4563>
イスラエルのBarcode Diagnostics社と資本提携。Barcode社は個々のがん患者に最も有効な抗がん剤を選択するための意思決定ツールとしてバーコードナノパーティクルによる診断技術を提供するバイオハイテク企業。
■リボミック <4591>
RBM-007による加齢黄斑変性の治療薬開発に関する学術論文が国際学術誌Molecular Therapy Nucleic Acidsの電子版に掲載。
■ITbookホールディングス <1447>
ベトナムに人材ビジネス展開の子会社を設立。
■丸大食品 <2288>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.05%にあたる1万1600株(金額で2391万9200円)を上限に、8月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■TOKAIホールディングス <3167>
群馬県の伊勢崎ガスとガス事業で業務提携。
■リスクモンスター <3768>
株主優待制度を拡充。保有期間の区分に「5年以上」を新設し、保有株数に応じて2000円~5000円相当の自社指定商品を贈呈する。実質拡充となるのは500株以上を5年以上継続保有する株主。
■精工技研 <6834>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.72%にあたる16万株(金額で4億2416万円)を上限に、8月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■OBARA GROUP <6877>
今期配当を20円増額修正。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
27(火)
7月企業サービス価格指数(8:50)
《決算発表》
DyDo、タカショー
【海外】
米6月FHFA住宅価格指数(22:00)
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
《米決算発表》
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