27日の東京株式市場は、反発後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
NYダウ平均の上昇を好感して買いが優勢の展開を予想する。
来週の日銀会合を前に上値が抑えられるかもしれないが、海外市場や為替が落ち着きつつあり、決算を手がかりに個別物色は活況が期待できるだろう。
18年4-6月期の決算発表が本格化し、好業績銘柄へ関心が向かうことも想定される。
ただ、日銀によるETF(上場投資信託)買いを巡る思惑から、日経平均株価に対する寄与度の高い銘柄には、引き続き、注意が必要とみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(26日終値110円69-71銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同129円81-85銭)と小動き。
対ドルでの円高の動きが一服、輸出関連銘柄が物色され、上昇を支えそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比60円高の2万2620円。
【好材料銘柄】
■システナ <2317>
4-6月期(1Q)経常は54%増益で着地。
■メルコホールディングス <6676>
発行済み株式数(自社株を除く)の14.48%にあたる300万株(金額で125億円)を上限に自社株買いを実施する。
4-6月期(1Q)経常は2%増益で着地。
■新日本無線 <6911>
今期最終を85%上方修正、未定だった上期配当は無配継続。
■新光電気工業 <6967>
上期経常を70%上方修正、通期も増額。
■ネットワンシステムズ <7518>
4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地。
■エスティック <6161>
4-6月期(1Q)経常は55%増益で着地。
■太洋工業 <6663>
上期最終を一転黒字に上方修正。
■メディアフラッグ <6067>
上期経常を52%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
27(金)
7月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
東海東京、マネックスG、邦ガス、アステラス薬、ヤクルト、大特鋼、阿波銀、芙蓉リース、小田急、東ガス、きんでん、カルビー、MonotaRO、ガンホー、ヤフー、ガイシ、M&Aキャピ、コマツ、椿本チ、アマノ、日立、エプソン、アルプス、日野自、日本ライフL、PALTAC、アコム、オリコ、JR東日本、JR東海、日テレHD、関西電、大日住薬、リコー、ベネ・ワン、ミスミG
【海外】
米4-6月期GDP(21:30)
《米決算発表》
ツイッター、フィリップス66、メルク・アンド・カンパニー、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、ムーディーズ、ウェアーハウザー、シェブロン
休場:タイ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
