26日の日経平均株価は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万6500円-2万6900円を想定。
NYダウ平均は238ドル高の34049ドルで取引を終えた。下落して始まり一時下げ幅を500ドル近くにまで広げたが、世界景気の減速が意識されて長期金利が大きく低下したことを手掛かりに押し目買いが入って反転。終盤にプラス転換して高値圏で取引を終えた。
米国では金利低下を受けてグロース株が戻りの先導役となっており、ハイテク株主導の上昇が見込まれる。
日経平均株価は直近の2日間で960円強の値下がりとなっていた反動や、現地25日の米国株式の反発を受け、買い戻しが先行しそうだ。
買い一巡後は、引き続き、時間外取引での米株価指数の動きに神経質な展開となる場面もありそう。手がかり材料に乏しいなか、消去法的に、好決算銘柄や堅調な業績動向が報じられた銘柄への物色が中心になるとみられる。また、このところ弱さが目立っていた新興グロース株も息を吹き返しそうで、リスク選好ムードの強い1日となるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=128円台の前半(25日は128円19-21銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の前半(同137円65-69銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比255円高の2万6795円だった。
【好材料銘柄】
■木徳神糧 <2700>
今期経常を一転71%増益に上方修正、配当も10円増額。
■エレマテック <2715>
今期経常は10%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は7円増配へ。
■シイエヌエス <4076>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額。
■大興電子通信 <8023>
前期経常を22%上方修正、配当も3円増額。
■UEX <9888>
前期経常を16%上方修正、配当も2円増額。
■ヤマト <1967>
前期経常を一転15%増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額。
■ミクシィ <2121>
前期経常を62%上方修正。
■ピクセルカンパニーズ <2743>
新たにデータセンター事業を開始。
■バイタルケーエスケー・ホールディングス <3151>
前期経常を36%上方修正、配当も2円増額。
■三重交通グループホールディングス <3232>
前期経常を74%上方修正。
■システムインテグレータ <3826>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.91%にあたる10万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月25日から5月13日まで。
■ファンペップ <4881>
抗体誘導ペプチド「FPP003」の医師主導治験が大阪治験病院で開始。
■光陽社 <7946>
前期最終を一転黒字に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
26(火)
3月失業率(8:30)
3月有効求人倍率(8:30)
《決算発表》
ファナック、キヤノン、JR東海、シマノ、野村HD、オムロン、日東電、JPX、大ガス、日立金、野村不HD、相鉄HD、アマノ、コメリ、信越ポリ、アイチコーポ、ゲンキードラ、東エレデバ、モーニングスタ、NECキャピ、トーメンデバ、JFE-SI、エステー、マクアケ
【海外】
米3月耐久財受注(21:30)
米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米4月消費者信頼感指数(23:00)
米3月新築住宅販売(23:00)
米2年国債入札
《米決算発表》
アルファベット、マイクロソフト、ビザ、ゼネラル・エレクトリック、UPS、テキサス・インスツルメンツ、ゼネラルモーターズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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