反発後、もみ合いか。

5日の日経平均株価は反発後、もみ合いか。
直近2営業日で400円近い下げを演じていたことから、自律反発狙いの買いが先行しそうだ。日経平均株価の予想レンジは、2万3100円-2万3400円を想定。
 
4日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比146ドル高の2万7649ドルで終えた。米ブルームバーグ通信が関係者の話として「米国と中国は貿易協議の『第1段階』で撤回する関税額について合意に近づいている」と報じた。香港や新疆ウイグル自治区の人権問題を巡る米中関係の悪化が意識される中、ひとまず市場の警戒感を和らげる結果となった。
ただ、4日発表された11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は53.9と前月や市場予想は下回った。米景気の先行きはなお不透明なため、上値を追う動きは限られるだろう。
25日移動平均線(4日時点で2万3255円)から上の水準では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が重くなる場面も想定される
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比240円高の2万3340円だった
外国為替市場で円相場が1ドル=108円台後半に下落していることも買い安心材料だ。ただ、市場はトランプ米大統領の発言に一喜一憂しており、投機マネー主導の展開に変わりはない。
 
日程面では、きょうは11月の輸入車販売、30年国債の入札。海外では10月の米貿易収支、米製造業受注。また、OPEC総会が6日までの日程で開催。
新規株式公開(IPO)を控えるサウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコの売り出し価格が決まる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ビューティガレージ <3180>
上期経常を32%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
 
■リボミック <4591>
加齢黄斑変性における血管新生と瘢痕形成を同時に抑制するアプタマー医薬候補品「RBM-007」の第2相臨床試験が米国で開始。
 
■イー・ギャランティ <8771>
大和ハウス工業 <1925> 、同社グループのアッカ・インターナショナルと業務提携。物流施設の入居者の在庫データを活用した新たな融資保証サービスを開始する。
 
■ディー・ディー・エス <3782>
ランシステム <3326> が展開する「セルフ店舗システム」に本人認証システム「マガタマプラットフォーム」が採用。
 
■サノヤスホールディングス <7022>
20年3月期第3四半期に投資有価証券売却益5.8億円を特別利益に計上する。通期業績予想には織り込み済み。
 
■カルラ <2789>
11月の既存店売上高は前年同月比0.8%増と6ヵ月ぶりに前年を上回った。
 
■ラクーンホールディングス <3031>
クラウド受発注システム「COREC」が企業間後払い決済システム「MF KESSAI」と連携。両サービスを利用する事業者はより効率的にCOREC上の受注データを取り込めるようになる。
 
■ゼネラル・オイスター <3224>
11月の既存店売上高は前年同月比3.5%増と増収基調が続いた。
 
■イマジニア <4644>
ニンテンドースイッチ用ソフト「Fit Boxing」「Fitness Boxing」(海外版)の全世界累計出荷本数が50万本を突破。
 
■エボラブルアジア <6191>
エアトリレンタカー第1号店を沖縄にオープン。
 
■ジェイテクト <6473>
自動車駆動部品を製造販売する豊精密工業の全株式をトヨタ自動車 <7203> から取得し子会社化する。
 
■不二電機工業 <6654>
8-10月期(3Q)経常は55%増益。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
5(木)
30年国債入札
《決算発表》
ファーマフーズ、ラクーンHD、アルチザ、スバル興
 
【海外】
米10月貿易収支(22:30)
米10月製造業受注(12/6 0:00)
OPEC定例総会
休場:タイ
《米決算発表》
ティファニー、ダラーゼネラル

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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