反発展開か

 
30日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8200円-2万8500円を想定。
NYダウ平均は236ドル高の35135ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への警戒から26日に今年最大の下げとなった反動で買いが優勢となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も上昇した。
前日の米株式市場で主要株価指数が反発した流れを受け、東京株式市場でも買いが優勢になりそうだ。日本株は前日まで下落が続いたため、自律反発を見込んだ押し目買いが入ると予想する。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比110円高の2万8330円だった。
市場では日経平均は2万8600円程度まで上昇余地があるとの見方があった。
ただ、オミクロン型に対する警戒は依然として強い。感染拡大の勢いはデルタ型を超えるとの懸念もある。下値不安は大きく後退しており、プラス圏で推移できるとはみるものの、上値追いには慎重となるだろう。
政府は前日に全世界からの外国人の新規入国を原則停止すると発表し、国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」の再開にも不透明感が漂いはじめた。空運や鉄道、インバウンド(訪日客)関連は戻りの鈍さが意識されそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(29日は113円56-58銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同127円91-95銭)とやや円安方向にある。
 
 
【好材料銘柄】
 
■三井住友建設 <1821>
シティインデックスイレブンスが29日付で財務省に提出した大量保有報告書によれば、シティインデックスイレブンスと共同保有者の同社株式保有比率は5.17%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
 
■リプロセル <4978>
新型コロナウイルスPCR検査および各種変異株の特定検査で、新たな変異株であるオミクロン株の特定検査が可能であることが判明。
 
■ライトアップ <6580>
NTTドコモと業務連携。中堅・中小企業のDXを推進するドコモの「ビジネスdXストア」に「JSaaS」が正式採用。助成金・補助金申請支援サービス「dX助成金申請」として全国展開する。
 
■アイドマ・ホールディングス <7373>
NTTドコモに「オンライン商談ツール」のOEM提供を開始。ドコモのオンラインストア「ビジネスdXストア」のサービスの1つである「dXオンライン営業」での提供を予定。また、東証が30日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■ホロン <7748>
親会社のエー・アンド・デイ <7745> が株式交換で完全子会社化する。22年4月1日付で同社株1株に対し、A&D株3.60株を割り当てる。
 
■マーチャント・バンカーズ <3121>
伝統工芸品や和雑貨を制作販売する京都くろちくとNFT、ネット販売で業務提携。
 
■IMV <7760>
中期経営計画を策定。24年9月期に営業利益15億円(21年9月期は11億円)を目指す。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
30(火)
【国内】
10月失業率(8:30)
10月有効求人倍率(8:30)
10月鉱工業生産(8:50)
10月住宅着工統計(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
トリケミカル
 
【海外】
中国11月製造業PMI(10:00)
米9月FHFA住宅価格指数(23:00)
米9月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米11月消費者信頼感指数(12/1 0:00)
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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