反発スタート、自律反発狙いの買い

【寄り付き概況】

13日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比170円08銭高の2万5918円80銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.59ポイント高の1836.77で始まった。
 
前日の米株式市場は、NYダウは103ドル安と6日続落。米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げが続くとの見方から売りが先行した。ただ、ナスダック指数は小反発した。こうしたなか、日経平均株価は前日に464円安と下落した買い戻しも流入し、値を上げてスタートした。為替は1ドル=128円40銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
 
日経平均は今週に入り前日までに1200円超下げていた。米国の金融引き締めの加速や中国景気の減速への懸念は依然として根強いが、売られすぎた銘柄などには売り方の買い戻しも入っている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がりは精密機器、陸運、電機機器、小売りなど。値下がり上位に電力・ガス、鉱業、繊維など。
 
東エレクは12日、2023年3月期の連結純利益が前期比20%増え、連続最高益を見込むと発表した。株価は大幅に上昇している。アドテストやスクリンなどほかの値がさの半導体関連株にも買いが入り、日経平均を押し上げている。
 
日経平均寄与度の大きいソフトバンクグループ(SBG)が12日に発表した22年3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が1兆7080億円の赤字と過去最大の赤字に転落した。13日の東京市場では買い戻しが先行して大幅に上昇している。
 
他では、オリンパスやテルモが高い。SUBARUやIHI、オークマも上昇。半面、日産自が大幅安。コニカミノルやニコンも売られている

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