反発スタート、自律反発狙いの買い

【寄り付き概況】

 
9日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比85円54銭高の2万4876円49銭。
上げ幅は一時100円を超えた。
 
前日の欧州株市場では高安まちまちの展開だったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日続落した。
ただ、ナスダック指数の下げは小幅にとどまった。両指数ともに取引時間中は大幅プラス圏で推移する場面もあった。ウクライナ情勢は停戦への落としどころがみえず、引き続き不透明感が強いが目先売り飽き気分も出ている。東京株式市場では前日までの3営業日で日経平均が1800円近い下落をみせていることもあり、目先突っ込み警戒感から自律反発局面に移行しやすい。取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場の動向に左右されそうだ。
 
ロシアのウクライナ侵攻を巡り、欧米の対ロ制裁による世界経済への影響は引き続き重荷として意識されやすい。8日にはバイデン米大統領がロシア産の原油や天然ガスの輸入を禁止すると発表した。ニューヨーク原油先物相場は高止まりしており、国内企業へのコスト増に対する懸念は根強い。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、富士通やコマツ、ソフトバンクグループは上昇。いすゞやANAHDも高い。一方、日野自や三菱重、東電HDが安い。郵船や川崎汽など海運株も安い。

 

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