反発スタート、自律反発狙いの買い

【寄り付き概況】

11日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比244円94銭高の3万2434円67銭。

主力株をはじめ広範囲に買い優勢で始まった。前日の欧米株が総じて高かったことで足もとリスクを取る動きを誘発している。米国株市場では景気敏感株を中心に買われ、NYダウが200ドルあまりの反発をみせたことから、足もとでこれに追随する動きとなった。

一方、外国為替市場ではドル安・円高に振れていることで、これが輸出セクターを中心に上値を押さえる要因となる。
このほか、取引時間中は中国・香港などアジア株市場の動向や米株価指数先物の動きなどに左右される可能性があり、買い一巡後の動きが注目されるだろう。

半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前営業日に比べ2%高となった。東京株式市場でもアドテストや東エレクなどの値がさの半導体関連銘柄に買いが波及し、日経平均を押し上げている。

一方、外国為替市場での円高・ドル安進行は相場全体の上値を抑えている。足元の円相場は1ドル=141円台前半まで上昇しており、トヨタなど自動車株の一角は安い。

東証株価指数(TOPIX)も反発している。

個別では、ファストリやファナック、京セラ、安川電が高い。一方、第一三共と東京海上、味の素は安い。

 

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