【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比206円77銭高の3万0733円65銭。
前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って反発。朝方取引開始前に発表されたADP全米雇用リポートが予想を大幅に下回り労働需給の緩和を示唆、FRBの金融引き締めに対する警戒感が後退した。米長期金利が上昇一服となり投資家のセンチメントが改善し株価を押し上げた。
これを受けて東京株式市場でも目先リバウンドを期待した買いが優勢に。日経平均は前日まで5営業日続落し、この間に1800円以上も水準を切り下げていることで、目先その反動から買い戻しや押し目買いを誘導し自律反発局面に移行している。
朝発表の米雇用指標が労働需給の緩和を示す内容だったほか、米長期金利の低下が株買いにつながった。米ハイテク株の上昇が目立っており、半導体など関連銘柄に物色が向かったが、買い一巡後は伸び悩みもみられる。
東証株価指数(TOPIX)は反発して始まった。
個別では、アドテストや東エレクなど半導体関連が高い。トヨタやホンダなど自動車株の上げも目立つ。一方、太陽誘電が安い。リクルートや中外薬も売られた。
