【寄り付き概況】
祝日明け24日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前営業日比40円40銭高の2万7144円72銭。自律反発狙いの買いが先行している。
前日の米株式市場は、NYダウが108ドル高と3日ぶり反発。エヌビディア<NVDA>の決算が好感され、ハイテク株などが買われた。この流れを受け、東京株式市場も値を上げて堅調にスタートした。また、為替は1ドル=134円50銭前後で推移している。
衆院で午前に次期日銀総裁候補の植田和男氏、午後に副総裁候補である日銀理事の内田真一氏、前金融庁長官の氷見野良三氏の所信聴取や質疑が控える。金融緩和策の修正観測も浮上するなか、発言内容を見極めたいとの雰囲気も強い。
総務省が寄り付き前に発表した1月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比4.2%上昇した。41年4カ月ぶりの伸びだが市場予想は下回り、現時点で相場への影響は限定的のようだ。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
寄り付き時点で業種別では33業種中、19業種が高く、値上がりは海運、電気機器、不動産、建設など。値下がり上位に医薬品、保険、繊維、サービスなど。
個別では、オークマやSMCが上昇している。郵船や川崎汽も高い。半面、武田や中外薬が売られている。住友鉱や大平金も下げている。
