【寄り付き概況】
30日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比327円81銭高の2万8611円73銭。前日までの2営業日で1200円あまり下げた後で、主力株をはじめ広範囲に自律反発を見込んだ買いが幅広い銘柄に入っている。
前日の米国株市場では、新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株に対する過度な不安心理も後退、ハイテク株中心に幅広く買い戻される展開となったことから、東京市場でもこれに追随する動きとなっている。
日経平均株価は前週末に続き、前日も大きく値を下げたことで目先値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが入りやすい状況にある。取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場の動向、またドル・円相場の動きなどに左右されるケースが想定される。
個別では、日水、マルハニチロやAGC、TOTOが上昇。JAL、ANAや、SUMCO、LIXILも高い。オリンパス、HOYA、JR東日本、JR東海、王子HD、日本紙も上げている。
