【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比209円73銭高の2万7493円32銭。前週末に大幅下落して1月に付けた年初来安値(2万7055円)に接近していたこともあり、自律反発期待の買いが入っている。好決算を発表した銘柄の一角にも資金が向かっている。
前週末の米国株市場では、アマゾンの下げなどが影響して投資家心理が悪化し、NYダウやナスダック総合指数など主要株指数が揃って反落となったが、東京株式市場では米株安に先立って日経平均株価がほぼ500円の急落をみせていたことから、目先買い戻しが優勢となっている。
企業の四半期決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を中心に物色ニーズは強く全体相場を支える一方、新型コロナウイルスの感染者数が4日連続で1万人を超えるなどで警戒感が高まっており上値を重くする材料となる。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の半ば(前週末7月30日は1ドル=109円52-54銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円28-32銭)で取引されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
個別では、郵船や商船三井、川崎汽が軒並み高い。ガイシやエプソンも買われている。一方でJR東日本など鉄道株に売りが出ている。マツダやオークマが大幅安となっている。
