反発スタート、米経済対策合意で

【寄り付き概況】

 
21日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比70円71銭高の2万6834円10銭だった。その後、上げ幅は一時100円を超えた。米国の与野党が追加経済対策で最終合意し、好感する買いが優勢となっている。
 
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数がいずれも軟調な動きとなった。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が強まるなか利益確定の動きが優勢となったが、ワクチン開発期待などが押し目買いを誘い、最終盤に急速に下げ渋る動きをみせた。
 
東京株式市場でも新型コロナ感染者数の増加が加速するなか、経済活動への影響が懸念されるが、下値では押し目買いや空売りの買い戻しが入り頑強な展開が予想される。海外投資家の売買が細るなか、個人投資家資金を中心とした材料株物色の動きが継続しそうだ。
 
個別では信越化、住友電、ダイキンが高く、富士通、東宝は堅調となっている。半面、エーザイ、ファナックが軟調となっている。
 
 

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