反発スタート、米株高受け

【寄り付き概況】

 
26日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比152円43銭高の2万6743円21銭。
 
きょうは主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開でスタートした。前日の米国株市場では中国景気の減速を警戒する売りが先行したものの、米長期金利低下が顕著となったことで、ハイテク株などへの買い戻しを誘い主要株価3指数はいずれも反発に転じた。東京株式市場では前週末と今週明けの2営業日で日経平均が960円以上も水準を切り下げており、目先売られ過ぎの反動で自律反発局面に移行している。
東京株式市場でも東エレクやアドテストといった値がさの半導体関連株などに買いが入っている。
 
ただ、日米主要企業の決算発表を目前に、結果を見極めたいとの思惑から買い一巡後は上げ足が鈍る可能性もある。取引時間中は米株価指数先物や中国株や香港株の動きに左右される可能性が高いだろう。
 
中国・北京市ではPCR検査など新型コロナウイルスの感染対策が大幅に強化され始めた。上海市に続いてほかのエリアにも都市封鎖(ロックダウン)が拡大するとの不安が高まる。これから日本国内で本格化する決算発表と同時に会社側が示す2023年3月期の業績見通しが、例年以上に慎重になるとの見方が相場の重荷になっている。
 
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
 
個別では、ZHDやエムスリーが買われている。富士通や板硝子、大林組も上昇している。半面、DOWAや住友鉱が下落。旭化成や中外薬も売られている。
 

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