反発スタート、米株高・円安基調が支え

【寄り付き概況】

29日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比229円高の2万8173円43銭だった。
主力株中心に買いが先行して始まった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数が揃って上昇、原油先物価格の急落を受け過度なインフレ懸念が後退したことが、全体相場に追い風となった。米長期金利の上昇が一服したことを背景にハイテク株が相対的に強い動きとなり、東京株式市場でもこの流れが波及する展開になっている。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=123円台の半ば(28日は1ドル=123円92-93銭)、1ユーロ=135円台の後半(同135円71-75銭)で取引されている。
外国為替市場で円安基調が顕著となっていることから、主力輸出株にとっては追い風が意識されやすい。
 
29日は3月期末の配当権利付き最終売買日にあたる。配当落ちに伴う国内機関投資家による株価指数先物買い期待も相場を支えている。日経平均の上昇率が東証株価指数(TOPIX)より大きい。東エレクやファストリ、ソフトバンクグループといった日経平均への寄与度の大きい銘柄の上げが目立つ。
 
JPX日経インデックス400とTOPIXも上昇している。
 
個別では、ダイキン、リクルート、ファナック、アドテストが高い。一方、塩野義、電通グループ、資生堂、丸井Gが安い。

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