反発スタート、米株高を好感

【寄り付き概況】
 

8日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比138円92銭高の3万6258円84銭。
 
東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は上昇してのスタートとなった。
前日の米国株市場で主要株価指数が揃って続伸しNYダウは最高値を更新、これを受けて東京株式市場でもマーケット心理が改善している。米国では好調な企業決算やコンセンサスを上回る強い経済指標を受け、ソフトランディングへの期待が高まっている。
 
一方でFRBによる早期利下げ期待は後退しているものの、足もとでは経済の強さに対するポジティブな思惑が勝っている状況だ。
 
東京株式市場では米株高を受け、リスク許容度の高まっている海外投資家の買いなどが入りやすく、全体相場の押し上げ要因となっている。
 
 
英半導体設計大手アーム・ホールディングスが米国時間7日夕に発表した決算が市場予想を上回り、同社株が米時間外取引で急騰した。アームを傘下に抱えるソフトバンクグループ(SBG)株に買い注文が殺到し、日経平均を押し上げている。1ドル=148円台前半に進んだ円安・ドル高を支えにトヨタやSUBARUなど自動車株も堅調だ。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。一時は昨年来高値(2556.71)を上回った。
 
個別では、9時に決算を発表したルネサスが急伸。日立や村田製も上昇している。一方、KDDIや花王、コナミGが下落している。

 

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