反発スタート、米株高や円安を受け

【寄り付き概況】

16日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比152円86銭高の2万7654円72銭。東証株価指数(TOPIX)は、8.35ポイント高の1996.09で始まった。

前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに揃って上昇した。朝方発表された1月の米小売売上高が市場コンセンサスを上回ったことで、金融引き締め長期化懸念からNYダウは200ドル超下げる場面もあったが、押し目買い需要が活発でプラス圏に切り返している。

これを受け東京株式市場でもリスクを取る動きが優勢となっている。米長期金利上昇を背景に外国為替市場でドル高・円安が進行していることも追い風となっている。一方、2万7000円台後半は戻り売り圧力も強く、買い一巡後の動きが注目される。

外国為替市場では円相場が一時1ドル=134円台まで下落した。輸出採算が改善するとの見方から、SUBARUやマツダなど自動車株の上昇が目立っている。

個別銘柄では、クボタやSMC、NTNが高い。日本製鉄は昨年来高値を更新した。半面、シチズンやT&Dや第一生命HDが下落している。サッポロHDや協和キリンも安い。

 

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