反発スタート、米株高と円安受け

【寄り付き概況】

24日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比67円41銭高の2万8631円78銭。

前週末の欧州株市場では主要国の株式市場が軒並み上昇したほか、米国株市場でもNYダウなど主要株価3指数が小幅ながら揃って上昇した。

注目された4月の米製造業PMIがマーケットの事前予測を覆し、好不況の分水嶺とされる50を上回った。これにより米景気失速懸念は後退したものの、一方でFRBによる金融引き締め政策が長期化することへの警戒感が上値を重くしている。
東京株式市場でも前週後半以降、日経平均が狭いレンジで高安を繰り返しているが、きょうも今週から本格化する国内企業の決算発表や週末の日銀金融政策決定会合を控え、様子見ムードが漂う。

外国為替市場では円相場が1ドル=134円近辺で推移し、トヨタなど輸出関連株にとって一定の支えになっているようだ。もっとも、今週は日銀の金融政策決定会合を控えて円の下値を模索する動きは限定的で、輸出株への買いも局所的にとどまっている。東エレクはじめ半導体関連には売りが出て、相場の重荷になっている。海運株の下げも目立っている。

東証株価指数(TOPIX)は小幅上昇している。

個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、第一三共、オリンパスが高い。一方、川崎汽、信越化、アドテストが安い。

 

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