【寄り付き概況】
23日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末に比べ338円82銭高の3万9040円72銭。
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り上げた。NYダウは前週18日に1100ドルを超える急落に見舞われ50年ぶりに10日連続安を記録したが、目先は自律反発局面に移行している。
この日は一時870ドルあまりの大幅高をみせる場面もあった。発表された11月のPCEデフレーターは前年同月比で事前コンセンサスを下回ったほか、FRB高官のハト派寄りの発言などを受け、市場センチメントが改善した。東京株式市場でも米株高を受け、押し目買いや空売り買い戻しが入り日経平均は7日ぶりに切り返す展開に。
ただ、今週は海外投資家がクリスマス休暇に入ることで実需買いが入りにくい面もあり、全体売買代金は盛り上がりを欠きそうだ。
東証株価指数(TOPIX)も反発している。
個別では、ファストリやリクルート、ソフトバンクグループ(SBG)が上昇している。一方、ダイキンやバンナムHD、アステラスが下落している。
