【寄り付き概況】
16日の日経平均株価は反発で始まった。始値は祝日前の前週末比176円11銭高の4万1366円79銭。
15日の米株式市場は、NYダウが210ドル高と4日続伸。米利下げ期待が高まるなか、約2カ月ぶりに最高値を更新した。ナスダック指数も上昇した。米国株が値を上げた流れを受け、東京株式市場も買い先行でスタートした。為替は1ドル=158円10銭前後と先週末に比べ1円程度の円高で推移している。
積極的に上値を追う動きは限られている。外国為替市場では11日と12日に連日で日本政府・日銀による円買い介入観測が聞かれている。12日に複数の金融機関と事業会社が保有株の売り出しを発表したことによる短期的な需給悪化警戒もあり、利益確定売りが出て上値を抑えている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、三菱重や川重など防衛関連が高い。トランプ氏は他国に軍事費の負担増を求めており、日本の防衛関連の業績拡大につながるとの見方から買いが入っている。ファナックやTDK、ソフトバンクグループ(SBG)、太陽誘電なども買われている。一方、ファストリやエーザイ、イオンは安い。
