反発スタート、米株高で

【寄り付き概況】

 
4日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比273円40銭高の2万9044円47銭。
前週末の米国株市場ではNYダウが反発し500ドル近い上昇をみせたほか、ナスダック総合指数も6日ぶりに切り返しており、これを受けて東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に買い戻しが入っている。
米株市場では製薬大手メルクが、開発中の新型コロナウイルスの経口治療薬の有効性確認を経て今後緊急使用許可を申請すると発表、これが経済活動正常化への期待感につながりリスクを取る動きが優勢となった。東京株式市場でも新型コロナ収束を見据えた動きが強まる可能性がある。
 
ただ、中国の景気減速や米長期金利上昇など警戒材料もくすぶっており買い一巡後の動きが注目される。
 
きょうは自民党の岸田文雄総裁が臨時国会の首相指名選挙で首相に選出され、新内閣が発足する。入閣の顔ぶれが伝わっているが、市場では「自民党の派閥を考慮して決めた印象で新鮮味には乏しい」)との見方があった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、JR東日本や三越伊勢丹が買われている。IHIやINPEXも高い。半面、郵船など海運株は下落。任天堂やコナミHDも安い。

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