【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比164円71銭高の2万6552円43銭だった。
前日の米株式市場は、NYダウは526ドル高と続伸。ナイキやフェデックスの決算内容を好感する買いが入った。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。
また、為替は1ドル=132円40銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
21日の主要な半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%超上げたことを受け、半導体関連が上昇。20日の日銀の金融緩和修正後に進んだ円高・ドル安が一服しており、自動車など輸出関連が上げている。一方、日銀の緩和修正後に急騰していた銀行株はさえない。
ただ、買い一巡後はやや伸び悩んでいる。これまで日本株の支えとなっていた日銀の大規模緩和が修正されたため、日本の金融政策の不透明感がくすぶり、株価の重荷となっている。
東証株価指数(TOPIX)も上昇している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種が高く、値上がりは輸送用機器、電気機器、精密機器、石油、その他製品など。値下がり上位に保険、医薬品など。
個別では、ソフトバンクグループ、ファストリ、KDDIが高い。一方、第一三共、東京海上、味の素が下げている。
