反発スタート、米株安も円安など支え

【寄り付き概況】

10日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比126円90銭高の2万7711円25銭。

前日の米株式市場は、NYダウが249ドル安と続落。金融引き締め長期化が懸念されており、米長期金利が上昇したことが警戒された。米国市場が下落したが、日経平均株価は前日まで3日続落しており値頃感からの買いも流入し値を上げて始まった。

為替は1ドル=131円50銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
円安進行を受けて輸出企業の採算が上向くとの見方が一段と強まっている。前日に2023年3月期の連結純利益予想を上方修正した東エレクは大幅高となっている。前日の米株式相場は当面利上げが続くとの見方からハイテク株を中心に下落したが、日本株への売りの波及はみられない。

東証株価指数(TOPIX)は前日終値近辺で小動きとなっている。

寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がりは鉄鋼、銀行、保険など。値下がり上位に不動産、石油、輸送用機器、精密など。

個別では、アドテストやスクリンなど半導体関連株が高い。ネクソン、セコム、大日印、東海カが買われている。半面、NTTデータやトレンド、菱地所、トヨタは安い。

 

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