【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比44円97銭高の2万7866円73銭。
前日の米国株市場ではNYダウが650ドルあまりの大幅安となったほか、ナスダック総合指数やS&P500指数いずれも大きく下値を探る展開となったことで、東京株式市場でもリスク回避の売り圧力が意識されやすい局面にある。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大が急速に進んでいることに対し警戒感が強まっているが、そうしたなか前日のパウエルFRB議長の議会証言がインフレを警戒しテーパリング加速に言及するタカ派寄りの内容だったことから、マーケットにネガティブサプライズを与えている。ただ日経平均は前日まで3営業日連続で大幅安となり、この間に1700円近い下げをみせていることから、足もとでは目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが優勢となった。
東証1部の売買代金上位では、トヨタ、ホンダ、キーエンス、ファナック、ダイキン、日立、リクルートHD、日本郵船、商船三井、塩野義薬、HOYA、三菱電、アサヒなどが上昇。一方で、ソフトバンクG、武田薬、マネックスG、JAL、ANA、JT、OLC、ZHD、イビデン、キリンHDなどが下落している。
