【寄り付き概況】
7日午前の東京株式市場は、前日の米国株高を好感して買いが先行。日経平均株価は前日比173円29銭高の2万6280円94銭と反発して始まった。東証株価指数(TOPIX)は、13.32ポイント高の1869.29で始まった。
前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて高かったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも上昇しており、目先リスク回避ムードが後退している。米国ではFOMC議事要旨(6月開催分)の内容に目新しいものはなく、タカ派的内容を警戒していたマーケットには安心感が広がった。ただ、上値も重く投資家心理が強気に傾いているわけではない。
東京株式市場でもきょうは前日の反動で買いが先行しているが、オプションSQ算出をあすに控え、ETFの分配金捻出売りなどの影響も警戒されるなか、日経平均の上値を積極的に買い進む動きは期待しにくいだろう。
