反発スタート、米ハイテク株高で

【寄り付き概況】
 

29日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比25円13銭高の3万8880円50銭。
 
前日の欧州株市場はほぼ全面安商状となったほか、米国株市場ではNYダウが200ドル超の下げをみせた。しかし、ナスダック総合株価指数の方は続伸し過去最高値を更新。
 
またエヌビディア<NVDA>が急伸をみせ連日の最高値、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値をつけていることは東京株式市場に追い風材料となっている。
 
米長期金利上昇を背景に外国為替市場で円安方向に振れていることも輸出セクターにはポジティブに働きやすい。ただ国内長期金利も上昇傾向にあり、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい状況で、3万9000円近辺では強弱観対立が予想されるだろう。
 
日経平均の上値は重い。29日午前の国内債券市場で長期金利は一時1.050%と2012年4月以来の高水準をつけた。金利上昇に伴う株式の相対的な割高感を意識する売りが一部主力株に出ている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やコナミG、資生堂が上昇している。一方、ファストリや京セラ、ファナックは下落している。
 
 
 
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