【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比63円22銭高の3万5814円29銭。
前週末の欧州株市場は総じて堅調で独DAXや仏CAC40などが最高値を更新したが、米国株市場ではNYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合株価指数は7日ぶりに反落するなど高安まちまちで、先駆した銘柄については利益確定売り圧力も表面化している。米国では半導体関連株に売りが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%近い下げを強いられた。
東京株式市場では前週末の日経平均が先物主導で500円近い下げを見せていたことでその反動による買い戻しが見込まれる。
半面、半導体関連銘柄への売りは相場の重荷。26日の米株式市場でダウ平均は上昇したものの、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.91%下げた。東京株式市場では東エレクやレーザーテクなどが安い。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、前週末26日に2024年3月期(今期)の純利益見通しをk引き上げたファナックが上昇している。日東電やファストリも高い。一方、信越化やエムスリー、日立建機が下落している。
