【寄り付き概況】
3日の日経平均株価は、前日比58円33銭高の2万1563円64銭と反発してスタート。
前日のNYダウが4日ぶりに反落したものの下げ幅は限定的で、ナスダック総合指数は4日続伸で約半年ぶりの高値圏に浮上、これが投資家のセンチメントを強気に傾けている。ドル・円相場が1ドル=111円台前半で推移していることも買い安心感につながっている。
ただ、前日にも観測された金融機関の益出し売りなどの動きが出れば、上値押さえの要因となる。買い手掛かり材料にも不足しており、前日終値を挟んで狭いレンジでのもみ合いとなる可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く、値上がり上位に保険、電機、精密機器など。一方、値下がりで目立つのは水産、石油、食料品など。
個別では、日本電産、SUMCOが高い。ファナック、ソニー、東エレクも堅調。三井住友が小幅高。ファーストリテは上伸。半面、ソフトバンクG、ZOZOがさえない。三菱UFJが小甘い。JTも売られている。武田や第一三共は軟調。
225先物はモルスタ・GS・JP・アムロ・大和が買い越し。
野村・クレディ・メリル・UBS・ソジェン・みずほが売り越し。
TOPIX先物はJP・モルスタ・アムロ・ナティクス・GS・みずほが買い越し。
ドイツ・野村・シティ・ソジェン・クレディが売り越し。
テクニカル的には、前田建(1883)、SBS(2384)、日東紡(3110)、セレス(3696)、王子(3861)、大阪曹達(4046)、信越(4063)、ゼオン(4205)、旭有機材(4216)、AGC(5201)、有沢(5208)、日電硝(5214)、JFE(5411)、三井金(5706)、エラン(6099)、オークマ(6103)、牧野フ(6135)、日立建(6305)、TOWA(6315)、アイチ(6345)、栗田工(6370)ダイフク(6383)、日精工(6471)、Jテクト(6473)、THK(6481)、山洋電(6516)、WSCOPE(6619)、タムラ製(6768)、ヒロセ電(6806)、ファナック(6954)、サノヤス(7022)、クボテック(7709)、スター精(7718)、A&D(7745)、信越ポリ(7970)、ニフコ(7988)、東エレ(8035)、キャノンMJ(8060)、三益半(8155)、ふくおか(8354)、ダイセキ(9793)が動兆。
