【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比250円4銭(0.76%)高の3万2818円15銭。
前週末はアジア株軟調の流れを引き継ぎ欧州株市場もほぼ全面安商状だったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高で切り返しており、これを受けて東京株式市場でも買い安心感が広がっている。特に米株市場ではハイテク系グロース株に物色の矛先が向かい、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%高となるなど半導体関連株の戻りが顕著で東京株式市場もこの影響を受けやすくなっている。
外国為替市場で円安基調が維持されていることも輸出ハイテク株に追い風材料。個別では引き続き企業の決算発表を絡めた好業績株物色の流れが意識されやすい。
前週末に2024年3月期の業績見通しを上方修正した東エレクは上昇率が一時5%を超えた。前週末までに発表のあった主力企業の23年4~9月期決算で業績の底堅さが確認されたとの受け止めが広がり、相場の支えとなっているとの指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まった。
個別では、アドテスト、TDKの上昇が目立つ。アサヒ、任天堂も高い。一方、ニトリHDが急落。資生堂も売りが先行している。リクルートが安い。
