反発スタート、円高一服で買いが先行

【寄り付き概況】

 
27日の日経平均株価は、前日比59円61銭高の2万2646円48銭と反発してスタート。
対ドルで円高が一服した動きを受け、買いが先行したようだ。
 
外国為替市場では1ドル=111円台前半の推移と円安方向に振れていることもポジティブに作用する。週末要因で上値も重く、個別には徐々に本格化する決算発表を意識した動きになることが予想される。
 
前日に日経平均は小幅反落したものの全体の8割の銘柄が上昇するなど実質的には買い意欲の強い地合いだった。リスクオンの流れが続くなか、きょうも広範囲に買いが優勢で始まった。
米国株市場ではナスダック総合指数はフェイスブック急落の影響で下落したものの、貿易摩擦問題に対する警戒感の後退からNYダウが3日続伸、約5カ月ぶりの高値をつけており、投資家マインドを改善させている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に保険、鉱業、空運、ゴム製品、陸運など。
 
総務省が取引開始前に発表した7月東京都区部のCPI(消費者物価指数)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.8%の上昇だった。
 
個別では、東エレクが買い注文を集め、アドバンテス、ディスコといった半導体関連株が軒並み高となっている。任天堂が値を上げ、ファナックも堅調。トヨタ、ホンダが強含み。ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJ、第一生命、東京海上などが上昇している。
 
半面、野村が気配値を切り下げ、マネックスGは弱含み。エーザイが小幅安。富士通、ソニーが、日産自、サイバエジェが下押している
 
225先物は、メリル・立花・ソジェン・JP・SBIが買い越し。
GS・UBS・野村・GMO・ドイツ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・クレディ・日興・アムロ・みずほが買い越し。
パリバ・メリル・立花・ソジェン・GS・SBIが売り越し。
 
外資系等は、NRI(4307)、コスモス薬品(3349)、シャープ(6753)、ミルボン(4919)、津田駒(6217)、エムスリー(2413)、ラクスル(4384)、メルカリ(4385)に注目。
 
テクニカル的には、三井松島(1518)、BRHD(1726)、清水建(1803)、前田建(1824)、戸田建(1860)、住友林(1911)、きんでん(1944)、協和エク(1951)、システナ(2317)、コア(2359)、サーラ(2734)、双日(2768)、アルフレッサ(2784)、日商開発(3252)、テクノス(3666)、大王紙(3880)、イビデン(4062)、オービック(4684)、りらいあ(4708)、ミルボン(4919)、タカラバイオ(4974)、アース(4985)、日ヒューム(5262)、アジアパイル(5288)、三機(6044)、三井海洋(6269)、大崎電(6644)、日トリム(6788)、航空電子(6807)、アドバンテ(6857)、ニチコン(6996)、関西みら(7321)、アートネ(7823)、山善(8051)、商事(8058)、リョーサン(8140)、三住トラスト(8309)、南都銀(8367)、十八(8396)、オリ(8591)、岩井コス(8707)、サンフロンティア(8934)、相鉄(9003)、USENNEXT(9418)、東電(9501)、四国電(9507)に注目。

 

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