反発スタート、円安など支え

【寄り付き概況】

2日午前の日経平均株価は、前営業日比94円13銭高の2万7755円60銭で始まった。

東証株価指数(TOPIX)は、3.50ポイント高の1938.99で始まった。
 
前日の米株式市場は、NYダウは145ドル高と5日ぶりに反発。午前中は軟調に推移し、一時300ドル近い下落となったが、前日までの下落で値頃感も台頭し午後に入りプラス圏に浮上した。これを受け、東京株式市場も買いが先行する展開となっている。
 
米金融政策の先行きに対する警戒感から、戻った場面で利益確定売りが出た。ナスダック総合株価指数が前日までに5日続落したことで東京株式市場でもハイテク関連株などが下落しており、指数の重荷となっている。
 
日経平均は朝方に上げ幅が一時100円を超えた。前日に430円安の大幅安で終えており、目先の自律反発を狙った買いが入った。
 
外国為替市場では1998年以来24年ぶりに1ドル=140円台まで円安・ドル高が進んだことで、輸出関連株の一角に採算改善の期待から買いも入った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がりは精密、海運、小売りなど。値下がり上位に鉄鋼、鉱業、石油、非鉄など。
 
個別では、第一三共、三井物、エムスリーが安い。ネクソンや任天堂などゲーム株も売られている。
 
半面、ファストリやダイキン、KDDI、オリンパス、スズキは買われている。
 
 
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