【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比109円23銭高の3万3397円52銭。
前日の米株式市場は、NYダウは10ドル高と反発。この日発表された雇用関連の経済指標が底堅かったことなどが好感された。これを受け、東京株式市場で日経平均株価は上昇して始まった。足もとで為替が1ドル=144円台後半へ円安が進んでいることも好感されている。
日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが足元では優勢になっている。
東京株式市場でも円安による業績改善を期待し、自動車など輸出株に買いが入り、日経平均の上げ幅は一時100円を超えた。
ただ、日経平均はすぐに伸び悩んだ。戻り待ちの売りに加え、米長期金利の上昇で高PER(株価収益率)のハイテク株に相対的な割高感が意識され、半導体関連株をはじめ値がさのグロース(成長)株の一角に売りが出て上値を抑えている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、トヨタやスズキが高い。コナミG、菱地所、オリンパスも買われている。一方、東エレクや信越化、ファナックは安い。
