反発で始まる 米中摩擦懸念が緩和

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比206円18銭高の2万0467円22銭だった。
 
トランプ米大統領が26日に中国との貿易協議を再開する方針を示した。米中貿易摩擦への懸念がやや和らいで米ダウ工業株30種平均が上昇し、買い戻しが先行した。外国為替市場での円安・ドル高も投資家心理を支えている。
 
前日に日経平均が一時2万100円台まで売り込まれる波乱展開となった日経平均も、その反動で目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが流入する格好となっている。
外国為替市場で1ドル=106円台まで円安方向に振れていることもポジティブ材料。ただ米中間の交渉については予断を許さず、新たな買い材料に乏しいこともあって、全体は自律反発の域にとどまり上値は重いとの見方も強い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に水産、石油、海運、証券、機械など。
 
個別では、出光興産、JXTGが値を上げ、トヨタ、スズキは買われている。三菱UFJ、三井住友、みずほFGは堅調で、東エレク、キーエンス、ファナックは強含んでいる。資生堂、武田、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニーが上昇している。。
半面、楽天、リクルートHD、アサヒは売られている。三井不、平和不は軟調で、住友鉱、富士通は値を下げている。
 
225先物はアムロ・モルスタ・バークレイズ・HSBC・ソジェン・GS・メリルが買い越し。
野村・三菱・JP・クレディ・ドイツ・みずほ・SBIが売り越し。
TOPIX先物は大和・モルスタ・UBS・シティが買い越し。
JP・日興・GS・メリル・バークレイズ・アムロ・GSが売り越し。
 
テクニカル的にはフジオフード(2752)、コスモス薬(3349)、ザッパラス(3770)、インソース(6200)、USENNEXT(9418)が動兆。
 

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