【寄り付き概況】
30日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比180円56銭高の2万0641円49銭。
中国商務省の報道官が29日に米国との貿易協議を巡って「冷静な態度で協議と協力をし問題を解決したい」と述べたことなどをきっかけに、両国間の対立激化に対する過度な警戒感が後退した。
トランプ米大統領もラジオインタビューで協議再開に前向きな姿勢を示したことが好感された。同日の米株式相場が大幅に上昇し、日本株にも買いが先行している。
日経平均株価は2万600円台に上昇している。為替は106円40銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、全ての業種が上昇。値上がり上位は鉱業、石油、精密、電気機器、鉄鋼、ゴム、非鉄など。
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテ、リクルートHD、ディーエヌエーは反発。三菱UFJ、三井住友は堅調だ。ソニー、東エレク、キーエンス、村田製、トヨタ、任天堂も値を上げている。
半面、ダイキン、スズキ、資生堂、花王、7&iHD、アサヒ、第一三共、ZOZO、バンナムHDなどが下落している。
225先物は、モルスタ・クレディ・メリル・楽天・ソジェン・GS・アムロが買い越し。
バークレイズ・JP・UBS・野村が売り越し。
TOPIX先物は大和・JP・バークレイズ・アムロが買い越し。
ソジェン・みずほ・クレディ・メリルが売り越し。
テクニカル的には、富士PS(1848)、DDHD(3073)、帝人(3401)、関ペ(4613)、OLC(4661)、メック(4971)、ネットマ(6175)、ソラスト(6197)、愛三工(7283)、ヴィア(7918)、しまむら(8227)、JR西(9022)が動兆。
