【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比106円74銭高の2万7931円57銭。その後は上げ幅を200円超に広げた。
投資家心理の一段の冷え込みにはつながらなかったとして、前日に先行して下落していた日本株にはいったん押し目買いが先行している。
前日の米株式市場は、NYダウは54ドル安と3日ぶりに反落。ハイテク株などが軟調だった。米国株が下落したが、東京株式市場では値頃感からの買いが入り、日経平均株価は値を上げて始まった。為替は1ドル=109円20銭前後と前日夕方に比べ横ばい圏で推移している。
内閣府が18日発表した2021年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は3四半期ぶりのマイナス成長となったが、いまのところ相場への影響は限られている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がりは鉱業、鉄鋼、銀行、不動産、機械など。値下がりは医薬品、電力・ガス。
業種別では、日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、三井金属、住友鉱などの非鉄金属株も高い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、電通グループ、リクルートHなどのサービス株も上げている。
