反発、FOMC受けた米株高を好感

【寄り付き概況】

16日午前の日経平均株価は前日比389円36銭高の2万6715円52銭と、5営業日ぶりに反発して始まった。東証株価指数(TOPIX)は、21.93ポイント高の1877.86で始まった。

前日の米国株市場では幅広く買い戻される展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大幅に上昇した。NYダウは前日まで5営業日で2800ドルあまり急落していた反動もあって、一時600ドルを超える上昇をみせる場面もあった。

FRBは15日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の想定通りに0.75%の利上げを決めた。これについては事前にマーケットに織り込みが進んでおり、引き締め強化に伴うインフレ抑制への期待が買いを誘う展開となった。米株高を受けて東京株式市場でも、目先買い戻しを誘発する形で日経平均はリバウンドに転じている。

一方、外国為替市場では円を買い戻す動きが顕著となり、急速に円高方向に振れていることは輸出セクター中心に投資資金流入を鈍らせる可能性もあるだろう。
通常の3倍に相当する上げ幅で、インフレ抑制への強い姿勢を示した。FRBのパウエル議長が記者会見で今後の利上げ幅についても言及し、同日の米株式市場では過度な警戒が後退して幅広い銘柄に買いが入った。東京株式市場でも、運用リスクを取りやすくなったとみた買いが幅広い銘柄に入っている。

日経平均が前日までの4営業日で1900円あまり下落していた後で、値ごろ感が出たとみられた主力銘柄を買い直す動きもある。

個別では、ファストリやニコン、三菱重、トヨタの上げが目立つ。東エレクやファナック、リクルートも高い。一方、日揮HDやSUBARU、千葉銀が下落している。
 

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