反発、米株高受け3万円台回復

【寄り付き概況】

18日の日経平均株価は大幅反発して始まった。始値は前日比234円15銭高の3万0148円48銭。
 
注目されたFOMCは金融政策の現状維持を決めるとともに、少なくとも2023年末までゼロ金利政策を続ける方針を明示した。これを受けて前日の米国株市場では安心感が広がり、景気敏感株を中心に買いを集めNYダウは初めて3万3000ドル台に乗せている
投資家心理が上向き、東京株式市場でも半導体関連株など成長(グロース)銘柄に買いが先行している。
 
ただ、あすの日銀金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見を見極めたいとの思惑から、積極的に買いポジションを高める動きは見込みにくい。足もとドル安・円高が進んでいることもあり、上げ幅は限定的となることも予想される。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに8日続伸。東証株価指数(TOPIX)は一時2003.96まで上昇し、取引時間中としては1991年5月以来の高値となった。業種別株価指数騰落率では電気・ガス業を除き、全ての業種が上昇している。
 
個別では、スクリンやアドテスト、東エレク、SUMCOなど半導体関連株が総じて高い。安川電やファナック、TDK、ファストリやソフトバンクGも高い。
 
一方、シャープや京成、京王、資生堂、クラレが安い。ZHDや三菱自などが軟調だ。

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