【寄り付き概況】
3日の日経平均株価は前日比141円13銭高の2万1801円41銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、9.63ポイント高の1728.15で始まった。
シリア情勢の緊迫化後退を背景に12日の米国株式が上昇し、ドル高・円安に傾いた流れを受け、買いが先行した。
前日の米国株市場ではNYダウが290ドル強の上昇をみせたほか、足もと外国為替市場で為替が円安方向に振れており、これを受けて広範囲に買いが優勢となっている。
シリアを巡る地政学リスクに対する警戒感がやや緩んでおり、主力輸出株などを中心に見直し買いが入りやすい環境となっている。
なお、きょうはオプションSQの算出日にあたり、売買代金は通常より膨らむ見通し。
寄り付き時点で業種別では33業種中、不動産と鉱業を除きほぼ全面高で値上がり上位に銀行、精密機器、保険など。
個別では、トヨタが高く、ファナック、東エレク、ソニー、キヤノンは堅調で、安川電もしっかり。ソフトバンクG、KDDIが値を上げ、任天堂、三菱UFJ、三井住友、野村、第一生命、東京海上も買われている。ファーストリテは大幅高となっている。
半面、マネックスG、武田、塩野義、テルモは、アサヒ、日野自は下押している。NTT、資生堂は値を下げている。
225先物は、JP・UBS・アムロ・バークレイズが買い越し。
みずほ・メリル・ソジェン・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・ソジェン・メリル・アムロが買い越し。
みずほ・モルスタ・JP・GS・大和・三菱が売り越し。
テクニカル的にはCVS(2687)、クロスマーケ(3675)、トリケミカル(4369)、日農薬(7220)、忠(8001)が動兆。
