反発、米国株高を映して買い戻し

【寄り付き概況】

16日の日経平均株価は小幅反発して始まった。始値は前日比43円62銭高の2万3960円20銭だった。
前日の米国市場でNYダウ工業株30種平均が終値で初めて2万9000ドル台を突破するなど、米国株の上昇を背景に買い戻しの動きが先行している。日経平均株価は反発して始まった。
 
米国と中国が貿易協議の第1段階の合意文書に署名したことは、相場にプラス材料となるが事前に織り込みが進んでおり、買いの勢いは限られた。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、足もと反発も上値の重い展開が予想される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がり上位に医薬品、石油、ガラス土石など。値下がりで目立つのは鉄鋼、金属製品、空運など。
 
個別では、ソニー、トヨタ、日立、富士通の輸出関連株が堅調で、JXTG、国際帝石、石油資源の石油関連株がしっかり。また、ファーストリテが3日続伸し、武田、大日住薬、久光薬の薬品株の一角が高い。
 
半面、東エレク、アドバンテス、信越化の半導体関連株が値を消し、三菱UFJ、みずほFG、三井住友のメガバンク株、野村、大和の証券株が下落し、村田製、TDK、太陽誘電、日本電産などの電子部品株も下落している。
 
テクニカル的には、エスプール(2471)、大黒天(2791)、日清食(2897)、ビックカメラ(3048)、Klab(3656)、テラスカイ(3915)、日曹達(4041)、ミルボン(4919)、北興化(4992)、有沢製(5208)、モリ工(5464)、キャリアリンク(6070)、シグマクシ(6088)、LITARIKO(6187)、インソース(6200)、ツナグ(6551)、芝浦メカ(6590)、WSCOPE(6619)、ヨコオ(6800)、スズキ(7269)、タムロン(7740)、クリナップ(7955)、三谷産(8285)、三井倉(9302)、テレ朝(9409)、MTI(9438)、元気寿司(9828)が動兆。

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