反発、欧米株高を受け

【寄り付き概況】

7日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比143円01銭高の2万6894円25銭。取引時間中としては1991年4月以来の高値を付けた。
 
前週末は欧米株市場が全面高となるなど世界株高の流れが続いており、NYダウ、ナスダック総合指数ともに最高値を更新、NYダウは250ドル近い上昇で7日ぶりに3万ドル大台に乗せるなど強調地合いが継続した。
注目された11月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が事前コンセンサスを大幅に下回ったものの、これが量的金融緩和政策の強化や追加経済対策への期待感を高めることになり、リスク選好ムードはむしろ高まった。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。
 
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は上値を重くしそうだ。また、日経平均の騰落レシオは直近140%近くに達するなど、過熱感も意識される状況で、買い一巡後は伸び悩む可能性がある。
 
個別ではトヨタ、リクルートHD、日本製鉄が高く、ファナック、JR東海が買われている。半面、信越化、SUMCO、ファーストリテは売られている。
 

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次