25日午前の日経平均株価は反発した。
前引けは前日比86円59銭高の1万9440円36銭だった。
買い優勢で始まった後いったん伸び悩んだものの、後半再び買いの勢いが増す展開となった。
外国為替市場で円相場が下落し、自動車や機械など輸出関連銘柄を中心に割安とみた投資家の買いが入った。
日経平均は前日に3カ月半ぶりの安値を付けたことから、押し目買いが入りやすかった。
ただ、日本時間23時からのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、上値追いには慎重な投資家も少なくなかった。
前引けの東証1部の売買高は6億5257万株で前日同時点を下回った。売買代金は概算7927億円。東証1部の値上がり銘柄数は1167と、全体の約6割だった。値下がりは691、変わらずは161銘柄だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買い優勢。スズキやマツダ、トヨタが上昇した。第一三共や塩野義など医薬品も高い。JFEや新日鉄住金、コマツ、日立建機が買われた。ユニファミマはドンキHDとの提携でユニーの再建期待が高まり、一時7%高まであった。ワコムが急伸、オープンドアは大幅高となった。レナウンも高い。
一方、キーエンスや任天堂が売られた。キリンHDやアサヒ、カルビーなど食品株が安い。東ガスやJT、OLCなど内需株も売られた。安川電も売りに押された。TAC、ジーンズメイトが売られ、MonotaRO、グリーなど下落した。
東証2部指株価数は前日比16.99ポイント高の6594.10ポイントと4日続伸した。値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は162となった。
個別では、エンビプロ・ホールディングス、富士通コンポーネントがストップ高。
富士ピー・エス、まんだらけ、オーウイルなど19銘柄は年初来高値を更新。杉村倉庫、ツインバード工業、ファステップス、アイスタディが買われた。
一方、神鋼環境ソリューション、ヨネックス、セーラー万年筆が年初来安値を更新。日本化学産業、アドバンテッジリスクマネジメント、東邦金属、図研エルミックが売られた。
