反発、北朝鮮を巡る地政学リスクひとまず和らぐ

【寄り付き概況】

30日の日経平均株価は反発している。前日比118円43銭高の1万9480円98銭で始まった。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに上昇、北朝鮮を巡る地政学リスクに対する警戒はあるものの、ただちに軍事衝突が起きるような状況にはないとの見方から買い戻しが優勢となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが先行している。外国為替市場では1ドル=109円台後半までドルが買い戻され、これも輸出株中心に追い風材料となっている。
ただ、有事リスクの思惑が払拭されたわけではなく、買い一巡後は目先筋の戻り売りで上値が重くなる可能性も指摘される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、29業種前後が高く、値上がり上位にゴム製品、倉庫、海運、証券、電気機器など。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り800万株、買い670万株で、差し引き130万株の売り越し」。
ソフトバンクG、任天堂、ファーストリテが買われ、NTTは小幅高。三菱UFJが締まり、
 
個別では、野村、武田、資生堂、日ハムなどはしっかりの展開。第一三共、トヨタ、JFEが値を上げ、住友ゴム、東ソーは高い。
半面、三井住友、三井不、第一生命は弱含み。ダイフクが値を下げ、村田製、XTGが売られ、国際帝石、ヤマハ発はさえない。
 
225先物はみずほ・アムロ・パリバ・ドイツ・GS・クレディが買い越し。
大和・シティ・モルスタ・JP・三菱・野村が売り越し。
TOPIX先物はGS・クレディ・ドイツ・JP・大和が買い越し。
ソジェン・みずほ・日興・メリル・UBS・JP・モルスタが売り越し。
 
外資系等は、ダイキョーニシカワ(4246)、アサヒ(2502)、キリン(2503)、旭化成(3407)、東ソー(4042)、日特塗(4619)、FCC(7296)、ミネベア(6479)、三井海洋(6269)、洋ゴム(5105)、日立(6501)、ヤマハ(7951)に注目。
 
テクニカル的には、BRHD(1726)、錢高組(1811)、矢作建(1870)、若築(1888)、アサヒ(2502)、JPHD(2749)、ネクステージ(3186)、クレハ(4023)、保土谷(4112)、三井化(4183)、ミライアル(4238)、一工薬(4461)、ノエビア(4928)、太平洋セ(5233)、菱製鋼(5632)、リョービ(5851)、エラン(6099)、山洋電(6516)、イリソ(6908)、伯東(7433)、長瀬産(8012)、GSIクレ(8101)、キング(8118)、サンワテク(8137)、青森銀(8342)、イチネン(9619)、日鉄住物(9810)、イノテック(9880)、イエロハ(9882)、王将(9936)が動兆。

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