【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は前週末比142円98銭高の2万439円43銭で寄り付いた。
前週末の米国株市場はNYダウが小幅続落、ナスダック指数は小幅反発と上値は重いものの下値に対しても底堅い展開。
外国為替市場では1ドル=112円台前半の推移と円安傾向でもみ合っている。
前週に日経平均が大きく上昇をみせた後だけに利益確定売り圧力も意識されるが、足もとは買い意欲が強い。
明日に3、9月期決算銘柄の配当・優待権利付き最終日を迎え、権利取りの買いが入りやすい面もある。
一方、きょう大引け後にも安倍首相の衆院解散表明の記者会見が行われる見通しで、売り買いともに様子見ムードとなることも予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、電力ガス、鉱業を除き高く、値上がり上位にゴム製品、情報通信、鉄鋼、証券、ガラス土石など。
個別では、任天堂が3営業日ぶりに反発し、ソフトバンクGは買い気配を唱えて始まり、ファーストリテは小幅高。トヨタ、ソニー、キーエンス、三菱UFJ、三井住友が高く、日本郵政は堅調。ANA、南海電などが値上がりしている。
半面、パナソニック、日本電産が売られ、村田製は小幅安。JR東日本、7&iHDがさえない。
