[概況]
東京時間に前週末高値を上抜く111.700円まで上昇したドルは其の後日経平均のマイナス圏落ちなどに値を下げ、欧州株式市場が下落で始まると一段安となって今度は前週末安値を下抜き、NY市場に入ると111円も割り込んだ。
其の後NY株式市場が堅調に始まった事や、発表された10月新築住宅販売件数の予想を上回る結果にドルは111.265円まで反発したが、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしていると報道された事を受けて、中盤に当日安値110.825円まで急落した。
其の後はNY株式市場の堅調な動きにドルも買い戻されて111円台を回復し、最後は前週末比-50銭の111.095円で引けた。
ドル安に連れてユーロやポンド、カナダドルも下げたが、米格付け会社が南アフリカは支出を引き続き上手く管理出来ていると評価した事を受けて、南アランドは当日安値7.880円から8.110円(当日高値)まで反発し、最後も+6銭高で引けた。
北朝鮮リスクは戦争の可能性までを考慮すると、ドルは上値が重くならざるを得ないと見られる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
