北朝鮮リスクに円高が重し、売り一巡後は下げ渋りか

29日の東京株式はさえない展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9100円-1万9500円を想定する。
北朝鮮は29日午前6時前にミサイルを発射、日本の上空を通過したと伝えられ、地政学リスクが警戒される。
この影響からシカゴ225先物は時間外で一時1万9100円を下回る場面もみられている。
また、東京外国為替市場では、一時1ドル=108円台前半(前日終値は1ドル=109円15銭-16銭)、同1ユーロ=129円台後半(同1ユーロ=130円18銭-22銭)と円高・ドル安に傾き、相場の重しになろう。
 
取引時間中は為替動向に神経質になりやすい。ただ、前場軟調地合いなら、後場は日銀のETF(上場投資信託)買いが期待され、徐々に下げ渋る可能性もある。
 
シカゴ日経平均先物円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比35円高の1万9465円だった。
 
外資系証券の注文動向-140万株の売り越し
市場筋の推計によれば外資系5社の寄り付き前注文動向は、売り800万株、買い660万株、差し引き140万株の売り越し。金額ベースは4億円の売り越し。
 
【好材料銘柄】
■ミライアル <4238>
上期経常を93%上方修正。
 
■アールビバン <7523>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.52%にあたる33万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月29日から9月29日まで。うち、20万株を29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で(買い付け価格は28日終値の611円)買い付ける。
 
■タカショー <7590>
上期経常は6.2倍増益で上振れ着地。
 
■海帆 <3133>
株主優待制度を拡充。100株以上を保有する株主に贈呈している「食事優待券」を年間1000円分増額するほか、新たに食事割引券(20%割引)を年間20枚贈呈する。また、200株以上保有株主への「全国共通おこめ券」(年2回贈呈)を3kg相当→4kg相当に増やす。
 
【主な経済指標・スケジュール】
29(火)
【国内】
7月労働力調査・有効求人倍率(8:30)
7月失業率(8:30)
7月家計調査(8:30)
 
【海外】
米6月S&Pコアロジック/ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月CB消費者信頼感指数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
ベストバイ、H&Rブロック

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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