[概況]
東京時間に106.465円(当日高値)まで上昇したドルは其の後売られてそれまでの安値を下抜き、欧州委員会が米国からの輸入製品に対する報復関税を協議したとの報道を受けて更に円買いが進み、欧州市場序盤にドルは105.840円、ユーロは130.590円のそれぞれ当日安値まで値下りした。
しかし北朝鮮が体制維持が保障されるなら非核化にもオープンと報道されるとリスク回避後退による円売りが優勢となって、ユーロはNY市場序盤に当日高値132.030円まで反発した。
ドルも当日高値付近まで反発したが戻りを売られて再び106円を割り込み、上昇で始まったダウがマイナス圏に落ちる下げにドルもNY時間安値(105.890円)まで下げた。
しかし米上院議員が「トランプ大統領は関税措置の変更にオープンだ」と述べた事が伝わるとNY株式市場は買い戻されてドルも106円台を回復し、最後は前日比-7.5銭の106.145円と小幅安ながら106円台で引けた。
ドルは105円台では買いが見られるが、106円後半まで伸ばす程の勢いは無く、しばらく揉み合いか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
