動意に乏しい展開か

 
 
24日の日経平均株価は続伸。終値は前日比143円高の2万6668円だった。
前日の米株反発や英国とEUの貿易交渉合意前進との報道を受けて買い先行の展開に。230円高まで買われた後は再び2万7000円のカベが意識され、いつもの様子見商状へ戻ってしまった。国内で新型コロナの感染者数が昨日に過去最高を更新。英国でも新型コロナの別の変異種が確認されたりするなど懸念材料が後を絶たない。コロナ関連の材料が上値を抑える状態は今しばらく続きそうである。
 
25日の日経平均株価は動意に乏しい展開が続きそうだ。
東京株式市場で取引に大きな影響を与える海外投資家がクリスマス休暇入りしていることや、手がかり材料に乏しいことから、積極的な売買は限られ、閑散小動きの場面も想定される。
 
24日の終値(2万6668円)ではきっちり5日線(2万6621円、24日時点、以下同じ)を上回っている。米国市場の今晩は短縮取引で、25日は休場となる。
そのため、今晩の米国株が急落さえしなければ、東京株式市場は週明け28日まで波乱は少ないとの見方が強まりやすい。
年末年始の市場の空白はリスクにはなるが、米国株も高値圏で推移しており、売り需要が強ければ休場前にある程度手仕舞うだろう。先週末の終値(2万6763円、12/18)との比較では100円近く下げているが、このくらいであれば健闘していると言える。25日線(2万6548円)より上で終われるかがあすの注目点。今週を大崩れなく通過できれば、12月最終週の売り圧力はかなり和らぐだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
29568.98  ボリンジャー:+3σ(13週)
28660.78  ボリンジャー:+3σ(26週)
28052.98  ボリンジャー:+2σ(13週)
27541.85  ボリンジャー:+3σ(25日)
27210.86  ボリンジャー:+2σ(25日)
27076.77  ボリンジャー:+2σ(26週)
26879.87  ボリンジャー:+1σ(25日)
26817.94  新値三本足陽転値
 
26668.35  ★日経平均株価24日終値
 
26652.34  6日移動平均線
26633.67  均衡表転換線(日足)
26548.87  25日移動平均線
26536.97  ボリンジャー:+1σ(13週)
26217.88  ボリンジャー:-1σ(25日)
26165.63  均衡表基準線(日足)
25886.89  ボリンジャー:-2σ(25日)
25555.90  ボリンジャー:-3σ(25日)
25492.75  ボリンジャー:+1σ(26週)
25020.97  13週移動平均線
24927.07  均衡表転換線(週足)
24775.56  均衡表雲上限(日足)
24690.79  75日移動平均線
24468.01  均衡表雲下限(日足)
24307.84  均衡表基準線(週足)
23908.73  26週移動平均線
23504.97  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
5日線の上方に復帰して短期的な弱気局面終了を示唆。ただ、5日線は下降を継続しており、短期的な売り圧力も残っている模様だ。ローソク足が胴体部分の短い小陽線を描き、RSI(14日ベース)は中立圏のほぼ中央に相当する47.48%(昨日40.88%)で引けており、売り買いの拮抗状態を窺わせている。

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