あす22日の日経平均株価は、FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締め長期化観測の消化が一巡するかが注目されるほか、日銀の金融政策決定会合に絡んで値動きが激しくなる可能性に注意したい。
前場は米国市場の高安に反応が一巡したあとは、結果判明までは動きづらい相場展開が予想される。
現地20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、来年以降のFF(フェデラルファンド)金利の見通しが大きく引き上げられた。市場にあった早期の利下げ転換への期待が後退したことで、グロース(成長)株を中心に株式市場への逆風が強まった。
ただ、日経平均株価は21日までの3連敗で3万3533円から3万2571円まで1000円近く調整している。25日移動平均線も迫ったことで、自律反発を誘う水準とみられる。22日の日銀会合は金融政策の現状維持が見込まれる一方、先行きについてタカ派色が強まる可能性は否定できないだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
34074.53 ボリンジャー:+3σ(13週)
33658.05 ボリンジャー:+2σ(25日)
33541.87 ボリンジャー:+2σ(13週)
33129.73 ボリンジャー:+1σ(26週)
33084.73 ボリンジャー:+1σ(25日)
33040.85 6日移動平均線
33013.00 均衡表転換線(日足)
33009.21 ボリンジャー:+1σ(13週)
32643.85 75日移動平均線
32571.03 ★日経平均株価21日終値
32514.95 均衡表雲上限(日足)
32511.41 25日移動平均線
32476.56 13週移動平均線
32467.76 新値三本足陰転値
32454.78 均衡表転換線(週足)
32454.78 均衡表基準線(日足)
32409.10 均衡表雲下限(日足)
31943.90 ボリンジャー:-1σ(13週)
31938.09 ボリンジャー:-1σ(25日)
31411.24 ボリンジャー:-2σ(13週)
31364.78 ボリンジャー:-2σ(25日)
31316.05 26週移動平均線
30878.58 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足はマド空けを伴って3本連続陰線を描き、高値と安値と終値が連日切り下がる「黒三兵」を描いて強い売り圧力を窺わせた。一方、一目均衡表では本日変化日を迎え、下方向に値幅を拡大させた。明日22日の雲上限は本日終値比29.75円安の33541.28円にせり上がってくるため、株価の雲上限割れで強気局面終了を確認する形となる可能性に留意したい。
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