前場終値近辺でもみ合い

【後場寄り付き概況】

24日午後の日経平均株価は、前営業日比57円42銭高の2万2136円51銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.11ポイント高の1626.34で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前場終値近辺でもみ合っている。
米中貿易摩擦をめぐる不安心理がやや和らぐ中で値上がりする銘柄が多いが、値がさ株の一角が売られて株価指数の上値を抑えている。
 外国為替市場では、1ドル=107円50銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調となっている。
 
個別では、トヨタが小高く、スズキは大幅続伸。SUMCOが大きく値を上げ、東エレク、村田製、キーエンス、東京海上、NTT、JTも上昇。KLabが買われ、コロプラはストップ高、スクエニHDは大幅高となっている。
 
半面、ソフトバンクG、ファーストリテが軟調で、ZOZOはさえない。任天堂は反落している。三菱商、国際帝石は続落。キヤノン、富士通も安い。
 
3連休明けの日経平均は朝方に小安くなる場面もあったが、底堅さを見せて前場を折り返した。
 
需給面では、26日に9月末の権利付最終売買日を控え、配当等の権利取りの動きや配当再投資に絡んだ動きが株式相場を押し上げると期待されている。
市場では株価指数連動型の運用(パッシブ運用)で配当権利落ちの前後に6000~7000億円規模の先物買い需要が発生するとの試算がある。
 
日経平均の日足チャートを見ると、5日移動平均線に沿って下値を切り上げてきている一方、19日の取引時間中に付けた高値2万2255円56銭を抜けられず、上値の重さも感じられる。8月末から先週末までの上げ幅は1400円近くに達し、5月初めの急落前水準を回復してきたこともあり、目先の利益を確保する売りが出やすいところだろう。
2万2000円台での値固めを意識した展開になるとみておきたい。
 
 

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