前場終値比較でやや下げ渋り

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比214円44銭安の1万9066円34銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、8.70ポイント安の1407.19で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。原油安を嫌った売りはやや落ち着いたが、買い意欲は高まっていない。
外国為替市場では、1ドル=107円70銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調となっている。

ランチバスケットは19件、199.85億円、差し引き売り買い均衡との観測。
 
個別では、ソフトバンクGが大きく値を下げ、ファーストリテ、三菱UFJ、エーザイは安い。富士フイルムは続落している。出光興産は急落。東エレク、村田製、SUMCOが売られ、日立、キヤノンも下落している。
半面、任天堂は続伸でアドバンテス、スクリンが堅調で、ファナック、キーエンスはしっかり。ソニーは切り返している。飯野海は急伸。リクルートHD、KDDI、OLC、東京ガスが高い。
 
原油安は関連企業の信用不安を再燃させるとともに、損失を被ったヘッジファンド等の株式売却につながっているとの観測もある。「恐怖指数」とされる米株の変動性指数(VIX)は再び上昇傾向にある。
 
後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施される公算が大きい。
ただ、アジア市場も香港ハンセン指数を中心に総じて軟調で、買い手掛かりに乏しいところ。後場は日銀のETF買いをサポートに、ひとまず節目の1万9000円水準を維持できるかが焦点となりそうだ。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次